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2025年06月07日

平屋建ては土地選びがカギ!失敗しないための6つのチェックポイント

ここ数年、「平屋建て」の人気が急上昇しています。
階段のないワンフロアの暮らしは、将来を見据えたバリアフリー設計としても注目されており、若いご夫婦からリタイア後のご夫婦まで、幅広い世代に支持されています
 

しかし、いざ平屋を建てようとしたときに直面するのが「土地の条件が難しい」という問題です。
同じ延床面積の家でも、2階建てなら30坪の土地で済むところが、平屋となると50坪以上の敷地が必要になることも。さらには隣家との距離や日当たりの確保など、2階建てとは異なる視点でのチェックポイントが多く存在します。
 

この記事では、そんな平屋建ての計画を成功させるために、「土地選びで失敗しないための6つのチェックポイント」をわかりやすくご紹介します。
 
「これから土地を探すけど、平屋に向いているかどうか不安…」という方は、ぜひ最後までご覧ください。理想の暮らしは、土地選びから始まります。
 

1. 平屋に必要な「広さ」と建ぺい率・容積率の関係を確認しよう

平屋住宅を計画する際、まず最初に把握すべきなのが「どれくらいの土地が必要か」ということです。
2階建てなら延床面積を上下階で分けられるため、限られた敷地でも実現できますが、平屋はすべての空間をワンフロアに収める必要があるため、より広い敷地が求められます。
 

ここで関わってくるのが、建ぺい率と容積率のルールです。
 

  • 建ぺい率:敷地に対して建物を建てられる面積の割合(例:建ぺい率50%なら100㎡の土地に50㎡まで建てられる)
  • 容積率:敷地に対して建物全体の延床面積の割合(例:容積率100%なら100㎡の土地に延床面積100㎡まで可能)

たとえば、「延床30坪(約99㎡)」の平屋を建てたい場合、建ぺい率50%の地域では約198㎡(約60坪)の土地が必要になります。これは、2階建てに比べて約1.5倍〜2倍の土地面積が求められることを意味します。
 

また、住宅地のなかには建ぺい率40%や30%といった厳しい制限のある地域もあり、想定よりも建てられる面積が小さくなってしまうことも。
 
そのため、土地の価格だけでなく、用途地域・建築制限もセットで確認することが重要です。
 

ブリリアントホームでは、建築希望の広さや間取りに応じて、最適な土地の面積や制限条件を事前にご案内することも可能です。
「土地探しから相談したい」という方も、安心してお任せください。
 

2. 隣家との距離と「日当たり」を確保できるか?

平屋住宅において「日当たりの良さ」は、快適な暮らしを左右する大きな要素です。
2階建てであれば2階部分にリビングや寝室を設けることで日差しを取り込みやすくなりますが、平屋ではすべての部屋が地面に近い位置に配置されるため、周囲の建物の影や隣家との距離が日照環境に大きく影響します。
 

とくに注意したいのが以下の点です。
 

周囲に高い建物が建っていないか?

敷地の南側に2階建てやマンションが隣接していると、朝〜午後にかけて長時間日陰になるリスクがあります。
将来的に隣地で建て替えがあった場合も見越して、できるだけ南側に空きがある敷地を選ぶのが理想的です。
 

建物を敷地のどこに配置できるか?

建ぺい率の制限だけでなく、建物の外壁と敷地境界との距離(隣地斜線制限など)にも注意が必要です。
建物を敷地中央に配置できる土地であれば、四方から採光・通風が得られるため、平屋でも非常に開放的な住空間をつくることが可能です。
 

中庭や吹き抜けなど「採光を補う工夫」ができるか?

たとえ周囲に建物があっても、中庭や天窓、ハイサイドライト(高窓)を設けることで日差しを確保する設計は可能です。
ブリリアントホームでは、土地条件に合わせた「明るい間取り」のご提案も行っています。
 

3. 敷地形状とアプローチ計画の相性をチェック

間口の広さは足りているか?

旗竿地や間口の狭い敷地だと、建物の配置や駐車スペースの確保に制約が生まれます。
平屋は「横に広い設計」が基本となるため、ある程度の間口の広さ(理想は8m以上)があると、デザインにもゆとりが生まれます。
 

アプローチ動線に無理はないか?

駐車スペースと玄関の位置が離れていると、日常の動線が不便になりやすいです。
また、玄関が道路から丸見えにならないようにしたい場合などは、植栽や壁を使った目隠しの工夫も必要になるため、土地の形状と余白の有無が鍵になります。
 

デザインとのバランスも重要

平屋住宅の魅力の一つに、「外観デザインの美しさ」があります。
ゆとりある敷地なら、玄関ポーチや前庭、カバードポーチなどの演出が可能になり、輸入住宅らしい世界観をつくることができます。
 

4. 周辺環境の静けさ・プライバシーは確保できるか?

大通りや線路に面していないか?

車通りの多い幹線道路や線路沿いの土地では、騒音や振動が生活空間に伝わりやすくなります。
2階建てであれば寝室を上階に配置できますが、平屋の場合は寝室やリビングも地面に近くなるため、防音対策や建物配置の工夫が必要になります。
 

隣家からの視線をどう遮るか?

都市部や住宅密集地では、隣家との距離が近いため、窓からの視線が気になることも。
その場合は、中庭や高窓(ハイサイドライト)、L字型の配置などを使って、視線を遮りながら光を取り込む工夫が有効です。
 

外構プランも平屋では重要

塀や植栽を活用した外構計画は、建物と同じくらい重要になります。
防犯性を確保しつつ、プライバシーを守る工夫を事前に盛り込むことで、より安心して暮らせる平屋住宅が実現します。
 

5. ゾーニングしやすいかどうか?

敷地の形状と間口が影響

長方形や正方形など、整形地であればゾーニングの自由度が高く、各部屋の配置に無駄が出にくくなります
一方、旗竿地や変形地では、どうしても廊下が長くなったり、採光が取りにくい間取りになることもあるため注意が必要です。
 

家族構成やライフスタイルに合わせた配置計画

例えば、小さなお子さまがいるご家庭であれば、LDKを中心に各個室を配置する「センターリビング型」がおすすめ。
高齢のご家族と同居される場合は、水回りと寝室の距離を近くしたり、段差のない動線を確保することが重要です。
 

将来の変化も想定しておく

平屋は長く暮らす家として選ばれることが多いため、お子様の独立や老後の暮らしなど将来的なライフスタイルの変化にも対応できる設計が理想です。
可変性を持たせた間取りや、多目的に使えるスペースの確保なども視野に入れたいところです。
 

6. 将来を見据えたインフラ・地盤・防災性能も確認

平屋住宅は長く安心して住むための住まい。そのためには、現在の利便性だけでなく、将来を見据えたインフラ整備や防災への備えが重要です。
 

上下水道・電気・ガスなどのライフラインは整っているか

都市部であれば多くが整備済みですが、郊外や新規開発地などでは上下水道の引き込み費用が別途必要なケースもあります。土地購入前に、整備状況と将来的な負担を確認しておくと安心です。
 

地盤の強度と液状化のリスク

平屋は構造的に安定しやすい反面、地盤の強度が不足していると不同沈下のリスクが高まります。地盤調査の実施は必須。とくに元田んぼだった土地や埋立地では、慎重に見極める必要があります。
 

ハザードマップを活用して防災性を確認

市区町村が公開しているハザードマップを確認し、洪水・土砂災害・津波などのリスクが少ない土地を選びましょう。平屋は高さがない分、災害時の影響を受けやすく、避難ルートや備えも重要です。
 

将来的なメンテナンス性も視野に

ライフラインの経年劣化や、外構・排水などの保守性も大切です。長期的な維持管理を想定したうえで土地と設計を考えることが、賢い家づくりの鍵になります。
 

ブリリアントホームなら「土地探しからサポート」

平屋建ての理想を実現するためには、土地探しの段階から建築のプロと連携することが重要です。ブリリアントホームでは、設計士や営業担当が一体となって、建てたい住まいのイメージに合わせた土地選びをお手伝いします。
 

● 建築目線で「平屋に適した土地」をご提案

不動産会社では見落とされがちな建築的な観点(建ぺい率・日照条件・高低差・接道幅など)から、平屋向きかどうかを判断し、候補地をご提案。敷地に合わせた間取りのイメージもその場でアドバイスできます。
 

● 実家を「建て替え」で平屋にするケースも増加中

土地を新たに購入するのではなく、ご実家やご親族の家を建て替えて平屋を建てたいというご相談も、近年とても増えています。物価上昇・建築費の高騰が続くなか、土地代の負担を抑えられる建て替えは非常に現実的な選択肢といえるでしょう。
 

● 建て替えの手続き・解体・仮住まいもトータルでご相談可能

ブリリアントホームでは、建て替えに伴う解体や仮住まいの段取り、固定資産税の相談、近隣対応まで一貫してサポートが可能。「土地探し」も「建て替え」も、理想の平屋に向けた第一歩として、安心してご相談いただけます。
 

まとめ

平屋建て住宅は、その暮らしやすさとデザイン性の高さから、近年ますます注目を集めています。しかし、2階建てとは異なり、土地選びの段階から平屋に適した条件を見極めることが重要です。敷地面積・建ぺい率・日当たり・ゾーニング・周辺環境・インフラ……それぞれの条件が、快適な住まいづくりに直結します。
 

ブリリアントホームでは、建築計画に最適な土地探しからサポートし、ご希望に応じては建て替えのご相談にも丁寧に対応。輸入住宅ならではの自由な設計と、高性能な家づくりで、理想の平屋をかたちにします。
 

「土地が見つかってから相談」ではなく、「理想の家を実現するために、まず相談」。そんな家づくりを、私たちと一緒に始めませんか?平屋の建築をご検討中の方は、ぜひブリリアントホームまでお気軽にご相談ください。
 

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