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2025年11月08日

床にモノを置かない暮らし。愛犬と共に快適に過ごす住まい設計

「愛犬のための家」と聞くと、専用のドッグランやペット用のスペースを思い浮かべる方も多いでしょう。
もちろん、それも大切な要素のひとつですが、実はそれ以上に暮らしの快適さを左右するのは、「人がどう暮らすか」という視点です。

愛犬との生活では、抜け毛や汚れ、ニオイといった日常的な課題をどう解決するかが重要になります。
そのためには、床にモノを置かない暮らしが基本。掃除がしやすく、風が通り抜ける清潔な空間を保つことで、犬にも人にも心地よい環境が生まれます。

そして、この快適さを支えるのが「収納計画」です。
お散歩グッズやペットシーツ、掃除道具など、愛犬との暮らしには意外と多くのアイテムが増えがち。
それらをどこにしまい、どう使いやすく保つか──その考え方ひとつで、住まいの快適さは大きく変わります。

注文住宅なら、暮らし方やペットとの過ごし方に合わせて、自由に収納や動線をデザインすることができます。
今回は、愛犬と共に快適に過ごすための「人のスペースのつくり方」として、収納や通気、デザインの工夫を中心にご紹介します。

犬と人、どちらも心地よい空間をつくるために大切なこと

愛犬と暮らす家で最も大切なのは、犬のためだけではなく「人と犬の両方が快適に過ごせる空間」をつくることです。
犬がリラックスできる環境は、人にとっても自然と居心地がよくなります。逆に、モノが多く散らかった空間では、犬が落ち着かずストレスを感じてしまうこともあります。

たとえば、床にバッグや家電、掃除道具などを置いてしまうと、犬が歩きづらく、ケガや転倒の原因にもなります。
また、飼い主が掃除をしにくいことで抜け毛やほこりが溜まりやすくなり、衛生面にも影響が出てしまいます。

つまり、愛犬の安全を考えることは、同時に人の暮らしを整えることでもあるのです。
動線がスムーズで、いつでも掃除しやすい環境を保てるようにすることが、毎日の快適さを左右します。

さらに、愛犬の居場所や寝床の位置も大切なポイント。
家族の様子が見えるリビングの一角や、エアコンの風が直接当たらない場所など、人と犬の生活リズムが自然に重なる配置を意識することで、互いに安心して過ごせる空間になります。

このように「人と犬、どちらか一方」ではなく、双方の快適さを両立するバランス設計が、愛犬との暮らしを長く楽しむための第一歩です。

“床にモノを置かない”を叶える収納計画の考え方

「床にモノを置かない暮らし」は、愛犬との共生住宅を考えるうえで最も重要なキーワードです。
床を広く保つことで掃除がしやすく、犬の足腰にもやさしい安全な環境を維持できます。
しかし、実際にそれを実現するには、最初の設計段階から収納計画をしっかり考えることが欠かせません。

まず意識したいのが、生活動線に沿った収納です。
たとえば玄関には、お散歩グッズやリード、マナー袋などをまとめて収納できるスペースを。
帰宅してすぐ手に取り、使い終わったらすぐ戻せるようにしておくことで、毎日の動作がスムーズになります。

リビングには、ペットシーツや掃除用具、ケア用品などを収納できる造作棚や引き出し収納を設けると便利です。
見た目にもスッキリし、急な来客時にも生活感を感じさせません。
造作家具を採用すれば、デザイン性と機能性を両立させることもできます。

また、愛犬の行動範囲を考慮して、低い位置にモノを置かなくても良いように、吊り収納や壁面収納を活用するのもおすすめです。
ロボット掃除機がスムーズに動ける高さを確保しておくと、掃除の効率も格段にアップします。

さらに、ペット用品は意外と多く、季節によっても使うものが変わります。
「出しっぱなしにならない」よう、使用頻度ごとに収納場所を分けるのがコツです。
使う頻度の高いアイテムは手の届く位置に、シーズン用品はパントリーや納戸などにまとめて保管するとよいでしょう。

このように、「何を」「どこで」「どのくらい」使うかを整理した上で設計に落とし込むことが、床にモノを置かない=快適に暮らすための第一歩になります。
自由設計の注文住宅なら、こうした動線と収納を一体でデザインできるため、愛犬との暮らしにも無理なくフィットします。

ニオイ・毛・湿気をためない!通気性を考えた間取り

愛犬と暮らす家では、どうしても気になるのがニオイ・毛・湿気といった“空気の質”に関わる問題です。
どれも生活を重ねるうちに少しずつ蓄積し、気づかないうちに快適さを損なってしまうことがあります。
そこで重要なのが、最初の段階から通気性を意識した間取り設計を取り入れることです。

まず意識したいのは、家全体に“風の通り道”をつくること。
窓の配置を対角線上に設けたり、廊下やリビングを抜けるように風が流れる構造を取り入れると、自然の風が家全体を循環しやすくなります。
これにより、ペットの体温調整もしやすく、室内の湿気やニオイがこもりにくくなります。

また、愛犬の居場所や寝床を設けるスペースは、風通しの良さと直射日光のバランスが大切です。
日当たりが良すぎる場所は夏場に温度が上がりやすく、逆に風が通らない場所は湿気がこもってしまいます。
季節や時間帯ごとの日差しの入り方も考慮して、快適な居場所を確保しましょう。

さらに、高気密・高断熱住宅でも油断は禁物です。
ZEH基準の住宅では外気の影響を受けにくい分、換気計画がとても重要になります。
機械換気システムに加え、通風を考えた窓の配置や内装材の選定によって、空気の流れをコントロールすることがポイントです。

たとえば、リビングと玄関の間に設けた吹き抜けやスリット窓は、空気の通り道を確保するだけでなく、デザイン性の高いアクセントにもなります。
見た目と快適さを両立させる工夫こそ、ブリリアントホームが得意とする空間設計です。

「ニオイがこもらない」「毛がたまりにくい」「湿気を感じない」──。
こうした空気の清潔さを保つことで、愛犬も人も自然と心地よく過ごせる家になります。
通気性を意識した間取りは、毎日の暮らしの質を大きく変える要素のひとつなのです。

デザイン性も諦めない。ペットとの暮らしに合う内装素材

愛犬と暮らす家というと、どうしても「掃除しやすさ」や「傷がつきにくい」などの機能面ばかりに目が行きがちです。
しかし、せっかくの注文住宅ならデザイン性も妥協せずに、暮らしを楽しむ空間をつくりたいもの。
ここでは、ペットとの共生に配慮しながら、美しさを保てる内装素材の選び方をご紹介します。

まず重要なのは床材です。
犬の足腰に負担をかけないよう、滑りにくくクッション性のある素材を選びましょう。
具体的には、コルク材・クッションフロア・ノンスリップ加工のフローリングなどが人気です。
耐水性やメンテナンス性にも優れており、汚れてもサッと拭けるため、日々の掃除がぐっとラクになります。

次に、壁材やクロス。
犬の毛やニオイ、よだれなどが気になる家庭では、消臭機能や防汚機能のある壁紙を選ぶのがおすすめです。
最近では質感のある輸入クロスや漆喰風仕上げなど、機能性とデザイン性を両立した素材も豊富にそろっています。
リビングのアクセントウォールにこうした素材を使えば、インテリアの印象もぐっと引き締まります。

また、家具や建具の素材にも気を配りましょう。
爪で引っかいても傷がつきにくいメラミン化粧板や木目調シートなどを使えば、ナチュラルな雰囲気を保ちながらも実用的。
インテリアスタイルに合わせて、北欧風やカリフォルニア風、プロヴァンス風など、デザインのテイストを楽しみながらペット対応にすることができます。

そして忘れてはいけないのがメンテナンス性
壁や床に少し汚れがついたとき、すぐに拭き取れる素材であれば、毎日の小さなストレスを減らせます。
「見た目」と「手入れのしやすさ」のバランスを考えた素材選びが、長く心地よく暮らすためのポイントです。

ブリリアントホームでは、こうした素材選びにもこだわり、輸入住宅テイストを活かしたデザイン性の高い空間を実現しています。
ペットのいる暮らしでも美しさを諦めない──そんな家づくりが、日常をより豊かにしてくれます。

注文住宅だからできる“愛犬と暮らす家”の自由設計

「愛犬と暮らす家を建てたい」と考えたとき、既製の「ペット対応住宅」では満たせない希望も多いものです。
犬種や性格、家族構成、ライフスタイルによって、必要な設備や動線はまったく異なります。
だからこそ、注文住宅の“自由設計”だからこそ実現できる工夫が数多くあります。

たとえば、小型犬と暮らすご家庭では、段差の少ないフラットな床や、すべりにくい床材の選定が安心。
一方で大型犬の場合は、体重を支える強度や広い回遊動線を確保するなど、空間のゆとりが欠かせません。
このように、犬の特性に合わせた間取りを考えられるのは、自由設計ならではの魅力です。

また、日常生活の快適さを高めるポイントとして、人と犬の生活動線を分ける工夫も挙げられます。
たとえば、玄関から直接洗い場へアクセスできる「ペット専用の動線」や、リビングの一角に設けた洗面・収納一体型スペースなど。
散歩後の足洗いやお手入れをスムーズに行える設計は、飼い主にも犬にも優しい配慮です。

さらに、季節ごとの快適さも考慮しておきたい要素です。
夏は風通しの良さと遮熱、冬は床下の冷気対策や断熱性能がポイント。
ブリリアントホームの高気密・高断熱住宅なら、室温のムラを減らし、愛犬が一年中快適に過ごせる環境を実現できます。

もちろん、デザイン性にもこだわることができます。
北米スタイルのカバードポーチや、プロヴァンス風のやわらかなインテリア、カリフォルニア風の開放的なリビングなど、海外テイストを取り入れながらも機能的な住まいが可能です。
「人の感性」と「ペットの快適さ」を両立させる設計は、ブリリアントホームが最も得意とする分野です。

既成のプランに合わせるのではなく、自分たちの暮らしに合わせて家をつくる
その自由度こそが、愛犬と共に心地よく過ごす住まいづくりの大きな価値なのです。
 

まとめ|収納と設計の工夫で、人も犬も心地よい暮らしを

愛犬と暮らす家づくりでは、「犬のためのスペース」をつくるだけでなく、人も犬も快適に過ごせる空間全体の設計が大切です。
とくに「床にモノを置かない」ための収納計画や、風通しを意識した間取り、素材選びの工夫が、毎日の暮らしやすさを大きく変えてくれます。

すっきりと片づいた床、清潔でやさしい空気、動きやすい生活動線。
それらが整うことで、犬は安心してくつろぎ、人も自然とストレスのない暮らしを送ることができます。
そして、その心地よさを支えているのは住まいの設計段階での工夫なのです。

注文住宅なら、ライフスタイルや犬種、家族構成に合わせて、最適な収納や動線、素材を自由に選ぶことができます。
「ドッグランより、毎日の暮らしやすさを。」──それが、長く快適に暮らせる家づくりの本質です。
 

ブリリアントホームでは、北米やヨーロッパのデザインエッセンスを活かしながら、高気密・高断熱の性能住宅で、ペットと共に快適に暮らせる住まいをご提案しています。
人にも犬にもやさしい家づくりをお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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