コラム
2026年01月24日
都心通勤と、理想の住まいを両立する。「土地から注文住宅」を検討できる横浜・川崎エリア
新宿や渋谷、品川、あるいは川崎や横浜へ通勤しながら、戸建て住宅に住みたい。
そんな理想を思い描き、土地探しを始めた方も多いのではないでしょうか。
ところが実際に検討を進めていくと、東京都23区の西側エリアでは土地価格の現実に直面し、「このエリアで戸建ては難しいかもしれない」と感じる場面に出会うことも少なくありません。
そこで次の選択肢として浮かび上がってくるのが、横浜市や川崎市です。都心に近く、通勤利便性も高い一方で、エリアの見方を整理することで、土地から注文住宅を検討できる可能性が残されている地域でもあります。
ただし、横浜市や川崎市といっても、その中身は一様ではありません。駅ごと、エリアごとに街の性格は大きく異なり、戸建て住宅や自由設計の住まいに向いている場所と、そうでない場所が存在します。
本記事では、都心通勤と理想の住まいを両立したい方に向けて、横浜市・川崎市の中でも、土地から注文住宅を検討しやすいエリアの考え方を整理していきます。
特定の区や駅を断定的におすすめするのではなく、どのような条件や視点でエリアを見ていくと可能性が広がるのかを中心に解説していきます。
東京都23区で土地探しに行き詰まりを感じている方こそ、視野を少し広げることで、理想に近い暮らしが現実的な選択肢として見えてくるかもしれません。
「都心通勤×戸建て」を成立させるエリアの考え方
都心に通勤しながら戸建て住宅に住むという暮らしは、決して特別なものではありません。ただし、そのためにはエリアの選び方を少しだけ工夫する必要があります。
東京都23区と同じ感覚で距離や地名だけを基準にしてしまうと、「やはり難しい」という結論にたどり着きがちです。
一方で、通勤と住環境をどう捉えるかを整理することで、現実的な選択肢は確実に広がります。
ここでは、横浜市や川崎市を中心に、「都心通勤」と「戸建て住宅」を両立させるために押さえておきたい考え方を整理していきます。
通勤時間は「距離」ではなく「路線」で考える
都心への通勤を考えるとき、つい「都心から何キロ離れているか」という距離感でエリアを判断してしまいがちです。しかし、実際の通勤のしやすさを左右するのは距離ではなく、利用する鉄道路線です。
小田急線、東急線、JR線、横浜市営地下鉄、京急線など、横浜市や川崎市を通る路線は都心へ直結しています。新宿、渋谷、品川といった主要なオフィスエリアへ乗り換え1回、あるいは直通でアクセスできるかどうかが、日々の通勤負担を大きく左右します。
同じ市内でも、路線が違えば通勤時間や体感は大きく変わります。エリアを検討する際は、まず自分たちの通勤先を起点にして、どの路線が現実的かを整理することが重要です。
駅名よりも「住宅地としての性格」を見る
エリア選びでは、知名度の高い駅名や街のイメージに引っ張られやすいものです。しかし、戸建て住宅、とくに注文住宅を前提に考える場合、重視したいのは住宅地としての性格です。
商業施設が集中する駅前エリアなのか、落ち着いた住宅街が広がるエリアなのかによって、土地の出方や敷地条件は大きく異なります。駅から少し離れた住宅地のほうが、土地から注文住宅を検討しやすいケースも少なくありません。
横浜市や川崎市の中にも、住宅地として成熟しているエリアは数多く存在します。こうした街は、通勤利便性と住環境のバランスが取りやすく、戸建て住宅との相性が良い傾向があります。
「駅近」にこだわりすぎない視点を持つ
都心通勤を意識すると、「駅から徒歩何分か」を最優先に考えてしまいがちです。しかし、駅近にこだわりすぎることで、選択肢を狭めてしまっているケースもあります。
徒歩圏に限らず、バス便や自転車利用を含めて生活圏を捉えることで、住宅地としての魅力が高いエリアが見えてくることもあります。結果として、敷地の広さや間取りの自由度を確保しやすくなることも少なくありません。
戸建て住宅は、日々の暮らしを長く支える住まいです。通勤時間だけでなく、住環境や家づくりの自由度まで含めて総合的に考えることが、「都心通勤×戸建て」を成立させるための重要な視点と言えるでしょう。
横浜市で「土地から注文住宅」を考えやすいエリアの特徴
横浜市は「都心に近い大都市」というイメージが強い一方で、エリアの見方次第では、土地から注文住宅を検討しやすい住宅地も数多く存在します。
ポイントは、「横浜市=駅前や中心部」と捉えないことです。横浜市は非常に広く、鉄道路線や地形の違いによって、住宅地としての性格は大きく異なります。
ここでは、特定の区を断定的におすすめするのではなく、「こうした特徴を持つエリアが横浜市内にある」という視点で整理していきます。
都心アクセスと住宅地が両立しやすい「内陸エリア」
横浜市で土地から注文住宅を考えやすいのは、臨海部やターミナル駅周辺よりも、内陸側に広がる住宅エリアです。
東急線や横浜市営地下鉄、JR横浜線などが通る内陸エリアは、新宿や渋谷、横浜方面への通勤アクセスを確保しながら、落ち着いた住宅地が形成されています。
こうしたエリアでは、商業地と住宅地が明確に分かれているケースが多く、駅前の利便性と住環境のバランスを取りやすい点が特徴です。
住宅地として成熟している街が多い
横浜市内の内陸エリアには、長年にわたって住宅地として発展してきた街が多く存在します。
たとえば、東急線や市営地下鉄沿線には、計画的に整備された住宅街が広がり、道路幅や街並み、生活インフラが比較的整っているエリアも見られます。
青葉区や都筑区、緑区といったエリアは、その代表例として名前が挙がりやすく、通勤利便性と住環境のバランスを重視する方から検討対象にされることが多い地域です。
こうした住宅地では、土地の形状や周辺環境を踏まえた設計がしやすく、自由設計の注文住宅と相性が良い傾向があります。
「駅距離」と「土地条件」のバランスが取りやすい
横浜市で土地探しをする際、駅徒歩圏にこだわりすぎると選択肢が一気に狭まります。
一方で、駅から少し距離を取った住宅エリアまで視野を広げることで、敷地条件や土地の出方に余裕が生まれやすくなります。
内陸エリアでは、バス路線や自転車利用を前提とした生活圏が確立されているケースも多く、通勤と日常生活のバランスを取りながら戸建て住宅を計画しやすい点も特徴です。
土地の条件を活かした設計がしやすい
横浜市内では、整形地ばかりでなく、傾斜地や変形地、旗竿地といった土地も多く見られます。
一見すると扱いにくそうに見える土地でも、自由設計の注文住宅であれば、土地の特性を活かした間取りや外観計画によって、魅力的な住まいを実現できるケースは少なくありません。
横浜市で「土地から注文住宅」を考える際は、エリア名だけで判断するのではなく、その街が持つ住宅地としての性格や土地の出方を含めて検討することが、現実的で満足度の高い家づくりにつながります。
川崎市で広がる「都心直結×住宅地」という可能性
川崎市は、東京都と横浜市の間に位置し、都心へのアクセス性という点では神奈川県内でも特に高い評価を受けているエリアです。
新宿、渋谷、品川といった主要なオフィスエリアへ、乗り換え1回以内、あるいは直通で通勤できる路線が多く、通勤時間を重視する共働き世帯から根強い支持があります。
一方で、川崎市というと「利便性は高いが住宅地のイメージが薄い」と感じる方もいるかもしれません。しかし実際には、駅前の商業エリアから少し離れるだけで、落ち着いた住宅地が広がる街でもあります。
都心へのアクセス力が高い路線が集まる
川崎市を通る鉄道路線は、都心通勤を前提としたエリア選びにおいて大きな強みとなります。
JR南武線、小田急線、東急線、京急線といった複数の路線が市内を通り、それぞれ新宿、渋谷、品川方面へスムーズにアクセスできます。
特に小田急線沿線は、新宿方面への通勤を想定した住宅地として長く支持されており、川崎市内でも住宅地としての性格が強いエリアが点在しています。
駅前と住宅地がはっきり分かれている街が多い
川崎市の特徴のひとつが、駅前の利便性が高いエリアと、住宅地として落ち着いたエリアが比較的明確に分かれている点です。
駅周辺には商業施設や公共施設が集まり、日常生活の利便性を確保しやすい一方で、少し距離を取ることで静かな住宅環境を選ぶことができます。
こうした街の構造は、土地から注文住宅を検討する際に、住環境を重視したエリア選びをしやすくする要素と言えるでしょう。
住宅地として成熟したエリアが点在している
川崎市内には、長年にわたり住宅地として発展してきたエリアが数多く存在します。
たとえば麻生区や多摩区といったエリアは、住宅街が広がり、通勤利便性と落ち着いた暮らしを両立しやすい地域として知られています。
こうしたエリアでは、戸建て住宅が建ち並ぶ街並みが形成されており、土地の条件を踏まえた自由設計の住まいを検討しやすい点も特徴です。
「駅距離」と「住環境」のバランスを取りやすい
川崎市で土地探しをする際も、駅徒歩圏に限定せず、生活圏として無理のない範囲まで視野を広げることが重要です。
バス路線や自転車利用を含めて考えることで、通勤利便性を確保しながら、敷地条件にゆとりのある土地と出会える可能性が高まります。
川崎市は、都心への距離感を重視しつつ、住宅地としての落ち着きも確保したい方にとって、「都心直結×住宅地」という条件を満たしやすいエリアのひとつと言えるでしょう。
「土地から注文住宅」を前提に考えるべきポイント
横浜市や川崎市で戸建て住宅を検討する場合、「どのエリアに住むか」と同時に、「どのように土地と家を考えるか」がとても重要になります。
とくに都心通勤を前提としたエリアでは、条件の良い土地が常に豊富に出てくるとは限りません。そのため、土地探しと家づくりを切り離して考えてしまうと、選択肢を狭めてしまうことがあります。
ここでは、「土地から注文住宅」を前提に検討する際に、ぜひ意識しておきたいポイントを整理します。
エリアを最初から決めすぎない
土地探しを始めるとき、「この区」「この駅」とエリアを絞り込みすぎてしまうケースは少なくありません。
しかし、実際の土地探しでは、同じ区内でも場所によって条件や環境は大きく異なります。また、隣接するエリアに目を向けることで、通勤条件を大きく変えずに選択肢が広がることもあります。
まずは「この路線沿線」「この通勤時間帯で通える範囲」といった少し広めの枠で捉え、その中で土地の出方を見ていく考え方が、現実的な家づくりにつながります。
土地の形や条件だけで判断しない
横浜市や川崎市では、整形地だけでなく、変形地や旗竿地、傾斜地といった土地が出てくることも珍しくありません。
一見すると扱いにくそうに見える土地でも、注文住宅であれば、土地の特性を活かした設計が可能です。建物の配置や間取り、採光の取り方を工夫することで、敷地条件以上の住みやすさを実現できるケースもあります。
土地だけを見て「難しそう」と判断するのではなく、「この土地ならどんな家が建てられるか」という視点で考えることが重要です。
土地と建物を同時に検討する
土地探しと建物計画を別々に進めてしまうと、「土地は見つかったが、理想の家が入らない」という事態に陥ることがあります。
逆に、建物のボリュームや間取りのイメージを持ったうえで土地を見ることで、その土地が本当に自分たちに合っているかを判断しやすくなります。
とくに自由設計の注文住宅では、土地の条件に合わせて設計を調整できる余地が大きいため、土地と建物をセットで考えることが欠かせません。
「建てたい家」から逆算して考える
エリアや土地条件に引っ張られすぎると、「建てたい家」が後回しになってしまうことがあります。
本来、注文住宅の魅力は、自分たちの暮らしに合わせた住まいを形にできる点にあります。外観デザインや間取り、素材感など、譲れないポイントを整理したうえで土地を見ることで、判断軸がぶれにくくなります。
横浜市や川崎市のようにエリアの選択肢が多い地域では、「どこに住むか」だけでなく、「どんな家で暮らしたいか」を起点に考えることが、満足度の高い家づくりにつながります。
まとめ|都心通勤と理想の住まいは、両立できる
都心に通勤しながら戸建て住宅に住むという理想は、東京都23区にこだわり続けると難しく感じてしまうかもしれません。
しかし、視点を少し広げて横浜市や川崎市まで含めて考えることで、「土地から注文住宅」という選択肢は、現実的なものとして見えてきます。
大切なのは、距離や地名だけで判断しないことです。通勤時間は路線によって大きく変わり、駅名よりも住宅地としての性格を見極めることで、暮らしやすさや家づくりの自由度は大きく変わります。
また、土地探しと建物計画を切り離さず、どんな家で暮らしたいのかを起点にエリアを見ることで、これまで候補に入っていなかった場所が、理想に近い選択肢として浮かび上がることも少なくありません。
横浜市や川崎市には、通勤利便性と住宅地としての落ち着きを兼ね備えたエリアが点在しています。条件の良い土地が常に見つかるとは限りませんが、設計の工夫や考え方次第で、その可能性は確実に広がります。
注文住宅は、暮らし方そのものを形にする住まいです。エリア選びの段階で選択肢を狭めすぎず、「都心通勤」と「理想の住まい」を両立させる視点を持つことが、後悔しない家づくりにつながります。
ブリリアントホームでは、横浜市・川崎市を中心としたエリア特性を踏まえながら、土地探しから設計までを一体で考える住まいづくりをご提案しています。
もし今、エリア選びや土地探しで行き詰まりを感じているのであれば、一度立ち止まって視野を広げてみてください。その先に、理想の暮らしにつながるヒントが見つかるかもしれません。