コラム
2025年06月21日
憧れのレンガのある暮らし。アプローチからキッチンまで楽しめるブリック活用術

輸入住宅と聞いて、まず思い浮かべるのが「レンガの外壁」という方も多いのではないでしょうか。確かに、重厚感と気品を併せ持つブリック(レンガ)は、ヨーロッパの街並みに溶け込むような美しさを持ち、住まいの第一印象を大きく左右する素材です。
しかし、レンガの魅力は外壁に限ったものではありません。玄関アプローチや外構、さらにはキッチンやリビングのアクセントウォールなど、工夫次第で家全体に「味わい」と「彩り」を加えることができます。今回は、そんなブリック(レンガ)を活用した“豊かな暮らし”のアイデアをご紹介。自由設計だからこそ実現できる「憧れのレンガのある住まい」を、ぜひご覧ください。
外壁だけじゃない!ブリックの魅力と可能性
ブリック(レンガ)といえば、やはり重厚な外壁を思い浮かべる方が多いかもしれません。確かに、レンガを貼った外壁は年月とともに味わいを増し、耐久性や断熱性にも優れるなど、機能的なメリットも豊富です。しかし、レンガの魅力はそれだけにとどまりません。
玄関ポーチやアプローチの床材として使用すれば、来訪者をやさしく迎える温かみのある印象に。リビングの一角にアクセントウォールとして取り入れれば、空間に奥行きと立体感が生まれます。さらに、キッチンの壁やパントリーの内部、薪ストーブ周辺などにあしらえば、輸入住宅ならではの“クラシック”と“遊び心”を感じる住まいに仕上がります。
素材感があるため、無垢材やアイアンなどの異素材との相性も抜群。カフェのような雰囲気づくりや、海外インテリア雑誌で見るような空間演出が可能です。住まいの内外を問わず、さまざまな場面で“魅せる素材”として活用できるのが、ブリックの最大の魅力です。
ブリック活用術①:外構・アプローチ
玄関までのアプローチやポーチ部分にブリックを取り入れると、住まい全体の第一印象が大きく変わります。天然素材ならではのあたたかみと重厚感が、訪れる人にやさしい印象を与え、欧米の住宅のようなクラシカルな雰囲気を演出してくれます。
敷地の広さに合わせて、曲線的に敷き詰めたり、階段の蹴込み部分にアクセントとして取り入れたりするなど、デザインの自由度も高いのが特徴。門柱や花壇の縁取りなど、周辺の外構デザインと組み合わせることで統一感のあるファサードが実現します。
また、ブリックは耐久性や滑りにくさにも優れており、雨の日でも安心して歩行できる点もメリットのひとつ。経年変化による風合いの変化も楽しめ、メンテナンスの手間も少なく、長く愛される空間に仕上がります。
ブリック活用術②:玄関・エントランスのアクセント
住まいの「顔」ともいえる玄関スペース。ここにブリックを取り入れることで、重厚感と温もりを併せ持った印象的なエントランス空間を演出できます。特に輸入住宅のようなクラシカルなスタイルとの相性は抜群で、来客を出迎える特別な空気感を醸し出します。
壁一面をブリックで仕上げるほか、ニッチやシューズクロークの入口まわり、腰壁として部分的に使うのもおすすめ。自然な素材感が加わることで、空間全体の印象がやさしくなり、玄関に立つたびに「帰ってきた」と感じられるような落ち着いた空間になります。
また、ブリックは照明との相性も良いため、ダウンライトやブラケットライトと組み合わせれば、陰影が美しい空間が完成します。玄関でありながら「見せ場」になるようなデザインが叶えられるのも、ブリックの大きな魅力です。
ブリック活用術③:リビングや薪ストーブまわりに
家族が集まるリビングには、ぬくもりや居心地の良さを感じられる工夫が欠かせません。そこでおすすめしたいのが、ブリックを用いたアクセントウォールや薪ストーブまわりのデザインです。特に、薪ストーブのある家では、耐熱性・防火性にも優れたブリックは機能性とデザイン性を兼ね備えた素材として最適です。
壁の一部にブリックをあしらうことで、無垢材のフローリングや塗り壁とのコントラストが生まれ、空間に奥行きと表情が加わります。さらに、ブリックの素朴な素材感が、暖かみのある空間演出にも一役買ってくれます。
リビングのテレビボード背面や、読書スペース、造作の棚まわりなどにもブリックは活用可能。家の中心であるリビングだからこそ、暮らしの中で何度も目にし、触れる場所に「本物の質感」を取り入れることで、住まいへの愛着がより一層深まります。
ブリック活用術④:キッチン・パントリー・カウンターまわり
キッチンは日常的に長く過ごす空間でありながら、来客時にも目に入りやすい場所。だからこそ、使いやすさとともにデザイン性も大切にしたいところです。そんなキッチン空間にブリックを取り入れることで、「料理が楽しくなる」「毎日気分が上がる」ような雰囲気を演出することができます。
たとえば、キッチンのコンロ背面にブリックを貼ることで、クラシカルな印象を持たせながらも油ハネや汚れに強いメンテナンス性を両立。色味や形状によっては、カフェ風のインテリアに仕上げることも可能です。また、パントリー内の壁面にあえてブリックを使うことで、収納空間も「魅せるスペース」に変わります。
さらに、キッチンカウンターの腰壁部分にブリックを用いれば、空間全体のトーンを引き締め、空間に一体感と重厚感を持たせることができます。料理をする人だけでなく、家族やゲストにとっても心地よく過ごせる空間を演出できるのが、ブリックの魅力です。
ブリック活用術⑤:書斎やワークスペースにも
在宅ワークや趣味の時間を快適に過ごすために欠かせない書斎やワークスペース。集中力を高めつつ、自分だけの“こもれる空間”をつくるなら、ブリックの質感が大いに役立ちます。無垢材やアイアンと相性がよく、ヴィンテージ感のあるデザインを演出できるため、シンプルなデスク空間にも深みと味わいを与えてくれます。
特に、壁の一面にブリックをあしらうだけで、ぐっと雰囲気が変わり「書斎らしさ」が一段と際立ちます。モノトーンのブリックを使えば落ち着いた印象に、赤みのあるクラシカルなブリックなら温かみのある空間に仕上がります。インテリアとしての存在感を出しつつ、壁の一部として自然に馴染むのがポイントです。
また、照明や棚板との組み合わせによっては、ショップのような世界観を演出することも可能です。ブリックを取り入れたワークスペースは、使う人の感性やこだわりを表現する場所としてもぴったり。住まいの中に、ほんの少しの非日常を取り込む演出としてもおすすめです。
ブリリアントホームが提案する“ブリックを活かす住まいづくり”
輸入住宅の設計に長けたブリリアントホームでは、ブリックを単なる素材としてではなく、“住まいの表情を決定づけるエレメント”として捉えています。外壁はもちろん、アプローチ・玄関・室内のアクセントまで、お客様のライフスタイルや趣味に合わせて、自由にプランニングできるのが魅力です。
たとえば「英国風のクラシックな佇まいにしたい」というご要望には、落ち着いた色合いのブリックで外観を演出し、玄関ポーチにも同系色の素材を採用。逆に、「カフェのような空間にしたい」という方には、キッチンやワークスペースの一部にラフな質感のブリックを使い、照明や棚との組み合わせで雰囲気づくりをお手伝いします。
また、ブリックを活かすための照明計画や、木材・アイアンとの調和といったインテリア面でのトータル提案も可能です。「貼って終わり」ではない、“魅せる”ことにこだわるブリリアントホームだからこそ、ブリックを取り入れた空間が日々の暮らしを彩ります。
「この場所に使ってみたい」「この雰囲気を表現したい」――そんな曖昧なイメージでも、プロの視点でカタチにできるのが私たちの強み。ぜひご希望やお好みをお聞かせください。

まとめ
ブリック(レンガ)は、住まいに深みとあたたかさ、そして時を経ても色あせない魅力を与えてくれる素材です。外構やアプローチ、リビング、キッチン、書斎など、さまざまなシーンでの活用が可能で、空間に独自の個性と風格をプラスしてくれます。
「ただの家」ではなく、「愛着を持って永く住み続けたい家」を叶えるうえで、ブリックの活用は非常に有効な選択肢となるでしょう。そして、そんな住まいづくりを形にするには、デザインと施工の両面で信頼できるパートナーが必要です。
ブリリアントホームでは、お客様の理想やライフスタイルに合わせて、ブリックの魅力を最大限に活かした住まいをご提案しています。設計段階から「どこに、どんなレンガを使えば魅力的になるか?」という視点でご相談いただけるのも、自由設計の強みです。
なお、ブリリアントホームでは2025年5月に横浜モデルハウスがオープンいたしました。こちらのモデルハウスでは、外壁に本格的なレンガを採用し、上質で重厚感のある外観と、ホテルライクなインテリアが大変ご好評をいただいております。実際の空間でその魅力を体感いただけますので、ぜひお気軽にご来場くださいませ。