コラム
2025年11月15日
SUUMOだけじゃない!土地探しに使える主要ポータルサイトを徹底比較
「どのハウスメーカーで建てようか」と考えるよりも前に、まず「どこに建てるか」=土地探しから始める方は多いのではないでしょうか。
注文住宅を建てるうえで、理想の土地を見つけることは家づくりの第一歩です。
最近では不動産会社の店頭に足を運ばなくても、SUUMO(スーモ)やアットホーム、LIFULL HOME’Sなどのポータルサイトを使って、希望エリアの「売地」情報を気軽に検索できるようになりました。
神奈川県内や東京都内など、人気エリアの土地情報を見比べながら、自分に合った条件を整理することができます。
しかし、これらのサイトにもそれぞれ得意なエリアや掲載傾向があり、すべての土地情報が載っているわけではありません。
同じ物件が複数サイトに掲載されていたり、逆にポータルサイトには出ていない「未公開土地」も存在します。
そこで今回は、土地探しを始める方に向けて、主要な不動産ポータルサイト5選の特徴と使い方を比較しながら、上手に活用するポイントをご紹介します。
さらに記事の後半では、ハウスメーカーと一緒に土地を探すメリットについても触れます。
ブリリアントホームでも、土地探しからの家づくりをトータルでサポートしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
土地探しで活用される主要ポータルサイトとは?
家づくりを考え始めたとき、まず確認したくなるのが「どんな土地があるのか」という情報です。
そんなときに便利なのが、複数の不動産会社が扱う物件をまとめて検索できる不動産ポータルサイト。
今では、スマートフォンひとつで希望エリア・価格帯・土地面積・駅からの距離など、細かく条件を絞り込んで比較できるようになっています。
こうしたポータルサイトの最大のメリットは、「一度に多くの物件を見比べられること」。
たとえば、横浜市や川崎市、町田市、相模原市など、人気エリアでも数多くの「売地」情報を確認できます。
地図検索を使えば、通勤や学校へのアクセス、周辺環境もまとめてチェックできるため、効率的に土地探しが進められます。
一方で、知っておきたいのはすべての土地が掲載されているわけではないという点です。
ポータルサイトに登録していない地元の不動産会社も多く、タイミングによってはサイトに反映される前に契約済みになるケースもあります。
また、同じ土地が複数のサイトや不動産会社から重複して掲載されている場合もあるため、情報の鮮度や正確さを見極めることが大切です。
つまり、ポータルサイトは「土地探しの入口」としては非常に便利ですが、
最終的には信頼できる不動産会社やハウスメーカーと連携し、現地確認や建築条件のチェックまで進めることが理想的です。
ここからは、代表的な不動産ポータルサイト5つの特徴を比較しながら、それぞれの活用ポイントを見ていきましょう。
1. SUUMO(スーモ)|圧倒的な物件数と検索機能のわかりやすさ
不動産ポータルサイトの中でも、まず最初にチェックしておきたいのがSUUMO(スーモ)です。
リクルートが運営する国内最大級の不動産情報サイトで、掲載物件数・情報の網羅性・検索のしやすさのどれをとってもトップクラスです。
SUUMOの大きな特徴は、「建築条件付き土地」と「建築条件なし土地」を明確に分けて検索できる点です。
注文住宅を前提に土地を探している人にとって、この区別はとても重要。
「建築条件付き」とは、特定の建築会社で家を建てることを条件とした土地のことで、
「条件なし」であれば、ブリリアントホームのような好みのハウスメーカーで自由に建てられます。
また、検索項目の細かさもSUUMOの強みです。
「駅徒歩10分以内」「土地面積100㎡以上」「南道路」など、条件を細かく設定して希望の土地を絞り込めます。
地図表示機能も見やすく、学区やスーパー・病院などの生活利便施設も同時に確認できます。
神奈川県内では特に横浜市・川崎市・湘南エリアの物件数が豊富で、
東京都内でも世田谷区や練馬区、町田市など郊外エリアまで広くカバーしています。
さらに「土地+建物セットプラン」も多く掲載されており、家づくりのイメージを具体化しやすいのも魅力です。
SUUMOは、土地情報を探すだけでなく、ハウスメーカーや工務店の情報も同時に比較できるのがポイント。
土地探しと家づくりの両方を効率的に進めたい人にとって、最初の情報収集ツールとして非常におすすめです。
2. アットホーム|地域密着の不動産会社情報が強い
次にご紹介するのは、不動産会社とのつながりが強いことで知られるアットホーム(at home)です。
大手から中小規模まで幅広い不動産会社が加盟しており、特に地域密着型の物件情報に強いのが特徴です。
「街の不動産屋さん」が登録しているケースも多く、地元ならではの情報をチェックするのに最適です。
SUUMOが全国的な大規模ポータルだとすれば、アットホームは“地場に根ざした情報サイト”。
神奈川県内では県央エリア(厚木市・海老名市・相模原市)や県西エリア(秦野市・小田原市など)、
東京都内では多摩地域(八王子市・町田市・日野市など)に強く、ローカルな土地情報が見つかりやすい傾向があります。
また、アットホームの特徴として、物件ごとに担当不動産会社の情報がしっかり掲載されている点が挙げられます。
電話番号や店舗所在地が明記されているため、気になる土地があれば直接問い合わせて詳細を確認することができます。
小規模な会社でも誠実に対応してくれるケースが多く、温度感のあるやり取りができるのも魅力です。
一方で、加盟店ごとに更新頻度や対応スピードに差がある点には注意が必要です。
「掲載中」となっていても、実際には成約済みの場合もあるため、最新情報をこまめにチェックするようにしましょう。
アットホームは、“地元で暮らしたい”という方にぴったりの土地探しサイト。
地域密着型の不動産会社ならではの情報を得ながら、現地の空気感や生活利便性まで知ることができます。
注文住宅を建てる際も、「住みたい街のリアルな情報」を把握できる頼れるツールです。
3. LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)|比較しやすい機能が充実
3つ目にご紹介するのは、検索機能と比較機能の使いやすさで定評のあるLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)です。
全国の売地・新築・中古・賃貸まで幅広く網羅していますが、特に土地情報の検索性とデータの見やすさに優れており、
「複数の物件をじっくり比較したい」という方におすすめのサイトです。
LIFULL HOME’Sの特徴は、検索条件の細かさとカスタマイズ性。
たとえば「土地面積」「建ぺい率・容積率」「接道方向」「用途地域」など、
建築に関わる専門的な条件まで設定できるため、注文住宅を検討する人には非常に便利です。
さらに、検索結果を「価格順」「面積順」「新着順」などで並び替えでき、気になる物件を比較リストにまとめて管理することもできます。
また、地図表示の精度も高く、最寄り駅からの距離・周辺施設・道路状況などを直感的に把握できます。
通勤経路や学校までの距離など、実際の暮らしをイメージしながら検討できる点も魅力です。
神奈川県内では横浜市・藤沢市・鎌倉市などの海沿いエリアや、東京都内の郊外エリア(町田・多摩・稲城など)の掲載数も豊富です。
さらに、LIFULL HOME’Sにはハウスメーカーや建築会社の事例紹介ページもあり、
土地を探しながら「どんな家が建てられるか」を同時にイメージできる点も人気の理由です。
土地+建物をトータルで検討したい方にとって、非常に使いやすい構成になっています。
比較のしやすさ、情報のわかりやすさ、そして建築とのつながり。
これらのバランスが取れたLIFULL HOME’Sは、「土地探しをきっかけに、家づくりを考えたい」方に最適なポータルサイトです。
4. Yahoo!不動産|首都圏の利便性と物件データの多様さ
続いて紹介するのは、ポータルサイトとして知名度の高いYahoo!不動産です。
ニュースや検索エンジンでおなじみのYahoo!が運営するだけあり、首都圏の物件情報に特化した利便性の高さが特徴です。
特に東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県など、都心部から郊外までのエリアで土地を探す方に向いています。
Yahoo!不動産は、多様な不動産会社と提携している点が他のサイトと異なる魅力。
SUUMOやLIFULL HOME’Sと比べると掲載件数はやや少なめですが、大手デベロッパーやハウスメーカー系の物件も多く、
質の高い土地情報を探したい方におすすめです。
同一物件でも別会社による掲載が少ないため、情報の重複が少ないのも利点です。
また、地図検索機能の使いやすさにも定評があります。
地図上で気になるエリアを囲んで検索できる「エリア指定検索」や、
通勤時間・路線・駅ごとの利便性を比較できる「沿線検索」など、
首都圏での通勤・通学を重視したユーザーには非常に使いやすい設計です。
さらに、Yahoo! JAPAN IDを使えば、検索条件の保存やお気に入り物件の管理も簡単。
スマートフォンアプリとの連携もスムーズで、スキマ時間に土地情報をチェックできるのも便利です。
特に都内・横浜・川崎など都市部で土地を探す方にとって、スピード感のある情報収集ができる点が魅力といえます。
Yahoo!不動産は、「数より質」を重視するユーザーや、
すでに住みたいエリアが絞れている方におすすめのサイトです。
地図で直感的に探せる操作性と首都圏に強い物件データを活かして、
家づくりの初期段階で効率的に土地を比較・検討してみましょう。
5. 不動産ジャパン|信頼性の高い公的系ポータルサイト
最後にご紹介するのは、他の商業ポータルサイトとは少し性格の異なる不動産ジャパンです。
このサイトは、国土交通省と不動産関連団体が共同で運営している公的色の強いポータルサイトで、
掲載されている情報の信頼性が非常に高いのが特徴です。
掲載されているのは、宅地建物取引業の免許を持つ不動産会社が登録した物件のみ。
そのため、掲載される物件データの信頼性・透明性が確保されており、
初めて土地探しを行う方でも安心して利用できます。
悪質な業者や誤情報が入りにくい点も大きな魅力です。
不動産ジャパンのもう一つの特徴は、物件情報だけでなく「不動産取引に関する基礎知識」や「契約の流れ」など、
公的な立場からの学びコンテンツが充実していること。
土地購入の経験がない方にとって、正しい知識を身につけながら安全に取引を進められるという点で心強い存在です。
一方で、SUUMOやアットホーム、LIFULL HOME’Sと比べると物件数は少なめです。
あくまで「信頼性を重視した補助的なサイト」として活用し、
他のポータルサイトと併用するのが効果的です。
特に、掲載している不動産会社の情報が詳細に開示されている点は、不動産ジャパンならでは。
物件だけでなく「どんな会社が取り扱っているのか」を知ることができるため、
信頼できる業者を見極める手助けにもなります。
「土地探しの信頼性を確かめたい」「安全に取引できる会社を選びたい」──。
そんな方は、他のポータルサイトとあわせて不動産ジャパンを“確認用サイト”として活用するのがおすすめです。
でも注意!すべての売地が載っているわけではない
ここまでご紹介したように、不動産ポータルサイトは土地探しのスタートにとても便利なツールです。
しかし、実はどのサイトを見ても「すべての売地情報」が載っているわけではありません。
これは、土地探しを進めるうえで意外と見落とされがちなポイントです。
理由のひとつは、不動産会社ごとの掲載方針にあります。
多くのポータルサイトは有料掲載の仕組みを採用しており、
会社によっては「自社ホームページだけで公開したい」「購入希望者に直接紹介したい」といった方針で、ポータル未掲載の物件を持っているケースも珍しくありません。
また、特に人気エリア(横浜市・川崎市・藤沢市など)では、
売り出されてから短期間で成約してしまうことも多く、
ポータルサイトに掲載される前に契約済みとなってしまうこともあります。
このため、サイト上の情報はあくまで「参考の目安」として見ることが大切です。
さらに、ポータルサイトには「重複掲載」や「情報のタイムラグ」も存在します。
同じ土地が複数の不動産会社を通して掲載されていたり、
更新が追いつかず、すでに販売終了しているケースもあります。
そのため、気になる土地を見つけたら、早めに問い合わせて最新情報を確認することが重要です。
つまり、ポータルサイトだけに頼るのではなく、
不動産会社やハウスメーカーと連携して“生きた情報”を集めることが、土地探しを成功させるコツです。
ハウスメーカーの営業担当は不動産会社と日常的に情報交換をしているため、
ポータルには出ていない土地や、建築条件に合う候補地を提案できる場合もあります。
「まだ家を建てるメーカーは決めていないけれど、土地探しの相談をしたい」──。
そんな段階でも、ブリリアントホームでは土地探しからのご相談を受け付けています。
希望のエリア・予算・建てたい家のイメージを一緒に整理しながら、
理想の住まいを実現できる土地探しをお手伝いします。
土地探しは「建てたいハウスメーカーと一緒に」が効率的
「土地探しは不動産会社、家づくりはハウスメーカー」と分けて考える方も多いですが、
実はこの二つを同時進行で進めることが、最も効率的です。
なぜなら、土地の条件次第で建てられる家の大きさ・間取り・デザインが大きく変わるからです。
たとえば、気に入った土地が見つかっても、
建ぺい率や容積率、道路との接し方、高低差などによって、希望の家が建てられないことがあります。
その一方で、「少し形がいびつだから…」と敬遠されがちな土地でも、
設計次第で理想的な住まいに変わるケースも多いのです。
この「判断」を的確に行えるのが、建築の専門知識を持つハウスメーカーです。
ブリリアントホームのような注文住宅メーカーでは、
土地の形状や方角、周辺環境をもとに、採光・風通し・動線を考慮した最適な設計プランをご提案できます。
たとえば、変形地や高低差のある土地でも、
北米やヨーロッパのデザインエッセンスを活かした立体的な空間構成によって、快適な住まいを実現できます。
また、ハウスメーカーの営業担当は、不動産会社とのネットワークを持っていることが多く、
未公開の土地情報や、条件交渉の段階にある物件を紹介できる場合もあります。
単に土地を探すだけでなく、「その土地にどんな家が建てられるか」まで一緒に考えられるのが大きなメリットです。
土地と建物を別々に探すよりも、最初からハウスメーカーと一緒に探すことで、
時間もコストも無駄なく、より理想に近い住まいづくりが実現できます。
土地の条件から逆算して設計できるのは、自由設計の注文住宅ならではの強みです。
ブリリアントホームでは、土地探しから家づくりまでをワンストップでサポートしています。
希望エリアの候補地を一緒に検討しながら、
デザイン・性能・コストのバランスを踏まえた最適なプランをご提案いたします。
「土地がまだ決まっていない」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ|土地探しと家づくりを“別々に考えない”ことが成功のカギ
土地探しは家づくりの第一歩ですが、「土地」と「建物」を切り離して考えてしまうと、理想の住まいに近づくチャンスを逃してしまうことがあります。
どんなに条件の良い土地でも、希望する家が建てられなければ本末転倒。
一方で、少し制約のある土地でも、設計の工夫次第で驚くほど快適な住まいを実現できることもあります。
今回紹介したSUUMO、アットホーム、LIFULL HOME’S、Yahoo!不動産、不動産ジャパンといった主要ポータルサイトは、
いずれも土地探しの入口として非常に便利です。
それぞれに強みや得意エリアがあるため、複数のサイトを見比べながら情報を集めるのが効果的です。
ただし、すべての土地情報がポータルサイトに掲載されているわけではありません。
本当に良い土地を見つけるためには、ハウスメーカーや不動産会社とのネットワークを活用し、
現地確認や法規制のチェックを並行して進めることが大切です。
ブリリアントホームでは、土地探しから設計・建築までを一貫してサポートしています。
神奈川県・東京都を中心に、エリア特性や法的条件を踏まえた土地選びをお手伝いし、
北米やヨーロッパのデザインテイストを活かした高性能住宅をご提案しています。
「どんな土地を選べば理想の家が建てられるか?」──その答えを見つけるために、
まずは土地探しと家づくりをセットで考えるところから始めてみませんか。
ブリリアントホームが、あなたの“最初の一歩”をしっかりサポートします。