コラム
2026年10月24日
「家賃も上がる時代」に注文住宅を考える。賃貸を続けることは本当にお得?
「いつかは自分たちの家を建てたい。でも、今は住宅価格も高いし、もう少し賃貸で暮らそうかな……」
そんなふうに考えているご夫婦も多いのではないでしょうか。
建築資材や人件費の上昇、土地価格の高騰、さらには住宅ローン金利の上昇など、最近の住宅購入を取り巻く環境は決して楽観できるものではありません。
特に東京23区やその周辺で暮らしているご夫婦にとって、注文住宅を建てることは大きな決断です。
「もう少し価格が落ち着くまで待とう」「今は無理せず賃貸のままで」という判断も、一見すると堅実な選択に思えます。
しかし、ここで考えておきたいことがあります。
それは、住宅価格だけでなく、賃貸住宅の家賃も上昇しているということです。
近年は東京23区だけでなく、東京都下のエリアでも賃貸住宅の家賃上昇が見られます。
つまり、住宅購入を見送って賃貸に住み続けたとしても、これまでと同じ住居費で暮らし続けられるとは限らないのです。
さらに、家賃は住み続ける限り発生する費用です。
毎月の支払いだけを見ると住宅ローンより負担が小さく感じられても、10年、20年、30年と積み重ねれば、その金額は決して小さくありません。
もちろん、賃貸にも持ち家にもそれぞれメリットがあり、住宅購入が必ずしも経済的に有利とは限りません。
ただ、「家が高いから賃貸で」という選択が、本当に将来の住居費を抑えることにつながるのかは、一度考えてみる価値があるのではないでしょうか。
今回は、東京都内の家賃上昇の動向を踏まえながら、賃貸と持ち家の違いや住宅ローン金利、そして「生涯にかかる住居費」という視点から、これからの注文住宅の建て時について考えてみたいと思います。
東京23区だけではない!東京都下でも家賃上昇が続いている
住宅価格の高騰が話題になる一方で、近年は賃貸住宅の家賃も大きく上昇しています。
特に東京都内では、都心部だけでなく郊外にもその影響が広がっていることをご存じでしょうか。
不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」が2026年10月に発表したマーケットレポートによると、2026年9月の首都圏におけるファミリータイプの賃貸住宅の平均掲載賃料は164,570円で、前年同月比14.7%の上昇となりました。
これは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を対象とした数字ですが、ファミリー向け賃貸住宅の掲載賃料は、調査開始以来の最高値を更新しています。
また、同社が2026年8月に発表した東京都内の賃料動向では、ファミリータイプの平均掲載賃料は次のようになっています。
- 東京23区:263,148円(前年同月比10.9%上昇)
- 東京都下:125,369円(前年同月比13.4%上昇)
東京23区の家賃が高いことは以前から知られていますが、注目したいのは東京都下の上昇率です。
立川市や八王子市、町田市などを含む23区以外のエリアでも、ファミリー向け賃貸住宅の掲載賃料が大きく上昇しているのです。
もちろん、これらは賃貸物件の募集時に設定された「掲載賃料」の平均であり、実際に契約された家賃や、現在入居している方の家賃が同じ割合で上昇しているという意味ではありません。
しかし、これから結婚や出産、子どもの成長などに合わせて広い賃貸住宅へ住み替えようと考えているご夫婦にとっては、見逃せない変化といえるでしょう。
家賃の上昇で、住まい探しは郊外へ
同じLIFULLの調査では、家賃上昇を背景に、賃貸住宅を探す人の関心が東京23区から神奈川県や埼玉県などへ移りつつあることも報告されています。
2026年7〜9月のファミリータイプの賃貸住宅への問い合わせ割合を見ると、東京23区は前年同期より1.9ポイント低下した一方、神奈川県は1.3ポイント、埼玉県は1.0ポイント上昇しました。
つまり、家賃を抑えるために、都心から少し離れたエリアで住まいを探す動きが見られるのです。
ただし、郊外へ移れば必ず住居費を大幅に抑えられるとは限りません。
東京都下でも家賃が上昇しているように、賃貸住宅の価格上昇は都心部だけの問題ではなくなっています。
これまで「住宅購入は高いから、当面は賃貸で」と考えていたご夫婦も、これから先の家賃がどう変わるのかを含めて、住まいの選択肢を考える必要がありそうです。
参考資料:
LIFULL HOME’S マーケットレポート 2026年7〜9月版(2026年10月15日発表)
LIFULL HOME’S マーケットレポート 2026年8月(賃料動向)
「賃貸なら安心」とは限らない。家賃にも値上がりリスクがある
賃貸住宅の大きなメリットは、ライフスタイルの変化に合わせて住み替えやすいことです。
転勤や転職、家族構成の変化にも対応しやすく、建物の大規模な修繕費や固定資産税を直接負担する必要もありません。
また、住宅ローンを組む必要がないため、将来の金利上昇を心配しなくてよいことも魅力でしょう。
しかし、だからといって賃貸住宅なら将来の住居費が安定しているとは限りません。
今の家賃が、10年後も同じとは限らない
賃貸住宅の家賃は、周辺の賃料相場や物価、建物の維持管理費など、さまざまな要因によって変化します。
近隣の賃貸物件の家賃が上昇すれば、現在住んでいる物件でも、契約更新時などに家賃の値上げを求められる可能性があります。
もちろん、大家さんが自由に家賃を引き上げられるわけではありません。
一般的な普通借家契約では、家賃の増額には借地借家法に基づくルールがあり、貸主から値上げを求められたからといって、必ず応じなければならないわけではありません。
ただし、今の家賃が将来もずっと変わらないという保証もないのです。
家族が増えれば、住み替えによる負担増も
特に30代から40代のご夫婦が考えておきたいのが、家族構成の変化です。
夫婦二人で暮らしていた頃は十分だった賃貸マンションも、子どもが生まれ、成長するにつれて手狭になることがあります。
子ども部屋が必要になったり、在宅勤務のためのスペースが欲しくなったりすれば、より広い物件への住み替えを検討することになるでしょう。
しかし、家賃相場が上昇している状況では、同じエリアで少し広い物件に引っ越すだけでも、毎月の住居費が大きく増える可能性があります。
さらに、引っ越しには敷金・礼金や仲介手数料、引っ越し業者への費用なども必要です。
家賃だけでなく、住み替えに伴う一時的な支出も考えておかなければなりません。
「とりあえず賃貸」を何年続けるのか
もちろん、将来の暮らし方がまだ決まっていないご夫婦にとって、賃貸住宅は合理的な選択肢です。
ただ、いずれ注文住宅を建てたいと考えているのであれば、「いつまで賃貸で暮らすのか」を一度具体的に考えてみることをおすすめします。
住宅購入を1年、2年と先延ばしにする間にも家賃の支払いは続きます。
その間に家賃相場や住宅ローン金利、建築費がどう変化するかは、誰にも正確には予測できません。
だからこそ、「今は住宅価格が高いから」という理由だけで判断するのではなく、賃貸を続けた場合の将来の住居費も含めて比較することが大切なのです。
家賃を払い続けるといくらになる?30年・40年の住居費を考える
毎月の家賃は、生活費の中でも大きな割合を占める支出です。
しかし、毎月当たり前のように支払っているため、これから先の人生で家賃にいくら支払うことになるのか、計算したことがある方は意外と少ないのではないでしょうか。
例えば、東京都内で暮らすご夫婦が、月額18万円の賃貸住宅に住み続けた場合を考えてみましょう。
家賃18万円なら、40年間で8,640万円
仮に家賃が一度も上がらなかったとしても、支払う家賃の総額は次のようになります。
- 10年間:2,160万円
- 20年間:4,320万円
- 30年間:6,480万円
- 40年間:8,640万円
月額18万円という家賃は、東京23区でファミリー向けの賃貸住宅を探す場合、決して特別に高額な設定とはいえません。
それでも40年間で計算すると、8,000万円を超える金額になります。
もちろん、この金額には更新料や引っ越し費用、駐車場代などは含まれていません。
また、実際には途中で住み替えたり、家族構成に合わせて家賃を見直したりすることもあるでしょう。
それでも、毎月の家賃を「生涯の住居費」として積み重ねると、想像以上に大きな金額になることが分かります。
家賃が上昇すれば、さらに負担は大きくなる
では、今後も家賃が上昇していく場合はどうでしょうか。
例えば、月額18万円からスタートし、5年ごとに家賃が5%ずつ上昇すると仮定してみます。
この場合、30年間で支払う家賃の総額は約7,440万円、40年間では約1億310万円になります。
家賃が変わらない場合と比較すると、30年間で約960万円、40年間では約1,670万円も負担が増える計算です。
これはあくまで一定の条件を設定したシミュレーションであり、実際の家賃がこのように上昇するという予測ではありません。
ただ、わずかな家賃の値上がりでも、長い年月をかけて積み重なれば大きな差になることが分かります。
支払った家賃は、住宅という資産にはならない
そして、賃貸住宅と持ち家の大きな違いが、支払いを終えた後に何が残るかという点です。
賃貸住宅では、毎月の家賃を支払うことで、その期間に住まいを利用する権利を得ています。
住み替えやすさや建物の維持管理を所有者に任せられることはメリットですが、何十年と家賃を払い続けても、その住宅が自分の資産になるわけではありません。
一方、住宅ローンを利用して注文住宅を建てた場合、返済が終われば住宅ローンの支払いはなくなり、土地や建物は所有する資産として残ります。
もちろん、持ち家には固定資産税や修繕費、保険料などが必要ですし、将来の資産価値が保証されているわけでもありません。
それでも、毎月の家賃と住宅ローンの返済額だけを比較するのではなく、30年後、40年後にどのような住居費が発生し、何が残るのかまで考えることは、これからの家づくりにおいて大切な視点ではないでしょうか。
建築費も住宅ローン金利も上昇傾向。家づくりを待てば安くなる?
「今は住宅価格が高いから、もう少し待てば安くなるかもしれない」。
注文住宅を検討しているご夫婦なら、一度はそう考えたことがあるのではないでしょうか。
確かに、住宅価格や住宅ローン金利が将来どうなるかを正確に予測することはできません。
しかし、現在の住宅市場を取り巻く環境を考えると、数年待てば以前のような価格で家を建てられるとは限らないことも知っておきたいところです。
建築費の上昇は、一時的な問題だけではない
ここ数年、住宅の建築費が上昇してきた背景には、木材をはじめとする建築資材の価格高騰や円安による輸入コストの増加などがありました。
こうした要因の中には、需給バランスや為替相場が変わることで落ち着くものもあります。
しかし、現在の建築費上昇には、それだけでは説明できない事情もあります。
- 建設業界の人手不足と人件費の上昇
- 物流費やエネルギー価格の上昇
- 住宅の省エネ性能向上に伴う設備・仕様の変化
- 土地価格や住宅関連サービスの価格上昇
特に人件費や物流費などは、短期間で以前の水準に戻るとは考えにくい要素です。
もちろん、資材価格の下落や景気の変化によって住宅価格が落ち着く可能性はありますが、「待てば必ず安くなる」という前提で家づくりを先延ばしにするのは慎重に考えたいところです。
住宅ローン金利の上昇も見逃せない
もうひとつ重要なのが、住宅ローン金利の動向です。
日本では長く低金利の環境が続いてきましたが、日本銀行の金融政策の転換などを背景に、住宅ローン金利にも上昇圧力がかかっています。
住宅ローンは借入金額が大きく、返済期間も長いため、わずかな金利の違いでも総返済額に大きな差が生まれます。
例えば、5,000万円を35年間、元利均等返済・全期間固定金利で借り入れる場合を考えてみましょう。
- 金利1.5%:毎月約15.3万円/総返済額約6,430万円
- 金利2.0%:毎月約16.6万円/総返済額約6,960万円
この場合、金利が0.5%違うだけで、35年間の総返済額には約530万円もの差が生まれます。
※上記は金利が返済期間中変わらない場合の概算です。頭金、ボーナス返済、融資手数料、保証料などは含んでいません。
もちろん、変動金利を選ぶ場合は将来の金利変動によって返済額が変わる可能性があり、固定金利でも借入時期によって適用金利は異なります。
大切なのは、住宅価格だけでなく、住宅ローン金利も含めた総支払額で家づくりのタイミングを考えることです。
価格が下がるのを待つ間にも、家賃は発生する
そして忘れてはいけないのが、住宅購入を先延ばしにしている間も、毎月の家賃を支払い続けるということです。
仮に2年後に建築費が少し下がったとしても、その2年間に支払った家賃が戻ってくるわけではありません。
さらに、その間に住宅ローン金利が上昇していれば、建築費が下がったメリットを相殺してしまう可能性もあります。
反対に、住宅価格や金利が下がることで、待った方が有利になるケースも考えられます。
将来の経済状況を断定することはできません。
だからこそ、「今は高いから待つ」という判断だけでなく、「待っている間にいくらかかるのか」まで含めて考えることが大切なのです。
「あと2年待とう」が本当に得なのか?先延ばしのコストを考える
注文住宅を建てたいと思いながらも、「もう少し貯金を増やしてから」「住宅価格が落ち着いてから」と、家づくりを先延ばしにしているご夫婦もいらっしゃるでしょう。
もちろん、頭金を準備したり、将来の収入や生活設計を見直したりするために時間をかけることは、決して悪いことではありません。
ただし、「あと2年待つ」という選択にも、見えにくいコストがあることは知っておきたいところです。
家賃18万円なら、2年間で432万円
例えば、現在の家賃が月額18万円の場合、2年間で支払う家賃は432万円になります。
この432万円は、その2年間に住まいを利用するために必要な費用であり、決して無駄な支出というわけではありません。
しかし、いずれ注文住宅を建てることが決まっているのであれば、その2年間に支払う家賃も含めて、住宅購入のタイミングを比較する必要があります。
例えば、2年後に住宅価格が200万円下がったとしても、その間に432万円の家賃を支払っていれば、単純に「200万円安く買えて得をした」とは判断できません。
もちろん、今すぐ住宅を購入した場合にも住宅ローンの返済や税金、維持費などが発生します。
そのため、家賃432万円がそのまま購入を待つことによる損失になるわけではありませんが、購入価格だけを比較していては、本当の住居費の違いは見えてこないのです。
住宅ローンの完済年齢も2年遅くなる
もうひとつ考えておきたいのが、住宅ローンの返済期間と年齢の関係です。
例えば、35歳で35年ローンを組めば、完済予定は70歳です。
一方、37歳で同じ35年ローンを組めば、完済予定は72歳になります。
たった2年の違いですが、定年退職後の生活や老後資金の準備を考えると、決して小さな問題ではありません。
特に30代後半から40代で注文住宅を検討する場合には、住宅ローンを何歳まで返済するのかという視点も大切です。
「待つ理由」が明確なら、先延ばしも選択肢
もちろん、すべてのご家庭にとって早く住宅を購入することが正解とは限りません。
転職や転勤の可能性がある場合、家族構成がまだ定まっていない場合、十分な生活資金を確保できていない場合などは、無理に購入を急がない方がよいこともあります。
大切なのは、「何となく不安だから待つ」のか、「具体的な目的があって待つ」のかを区別することです。
もし「住宅価格が高いから」という理由だけで家づくりを先延ばしにしているのであれば、一度、現在の家賃や住宅ローンの返済額、将来の生活費を具体的に計算してみてはいかがでしょうか。
その結果、今から家づくりを進めた方が合理的だと分かるかもしれませんし、もう少し準備期間を設けた方が安心だと判断できるかもしれません。
いずれにしても、家づくりのタイミングは「住宅価格が下がるかどうか」だけでなく、ご家族の人生全体を見据えて決めることが大切なのです。
賃貸と持ち家、比較するなら「生涯の住居費」で考えよう
ここまで、家賃の上昇や住宅ローン金利、住宅購入を先延ばしにするコストについて考えてきました。
では、結局のところ賃貸と持ち家は、どちらがお得なのでしょうか。
その答えは、ご家族の収入やライフスタイル、住みたいエリア、そして何歳までその住まいで暮らすのかによって変わります。
ただし、ひとつ確かなのは、「毎月の家賃」と「住宅ローンの毎月の返済額」だけを比較しても、本当の住居費の違いは分からないということです。
賃貸と持ち家では、必要になる費用が違う
賃貸住宅の場合、毎月の家賃だけでなく、契約更新料や住み替えに伴う費用なども考える必要があります。
一方、注文住宅を建てる場合には、土地・建物の購入費用や住宅ローンの利息に加え、税金や保険、将来のメンテナンス費用などが必要です。
それぞれの主な費用を整理すると、次のようになります。
- 賃貸住宅:家賃、共益費、更新料、駐車場代、住み替え費用など
- 持ち家:土地・建物代金、住宅ローン利息、購入時の諸費用、固定資産税、保険料、修繕・設備交換費用など
持ち家の場合、住宅ローンの返済が終われば毎月のローン返済はなくなりますが、建物の維持管理費や税金はその後も必要です。
また、賃貸住宅でも契約内容によっては更新料が不要な場合があるなど、実際の条件は物件ごとに異なります。
だからこそ、同じ期間、同じような暮らしをする場合に、総額でいくら必要になるのかを比較することが重要です。
住宅ローン完済後の暮らしまで考える
もうひとつ大きな違いは、住宅ローンを完済した後の住居費です。
例えば、35歳で35年の住宅ローンを組んだ場合、予定どおり返済すれば70歳で完済することになります。
その後は固定資産税や修繕費などの負担は続くものの、住宅ローンの返済はなくなります。
一方、賃貸住宅では、70歳を過ぎても住み続ける限り家賃の支払いが必要です。
年金生活に入ってからも家賃を払い続けることを考えると、老後の住居費は重要な検討材料になるでしょう。
もちろん、持ち家にも築年数に応じた大規模修繕や設備交換などの費用が発生します。
それでも、住宅ローン完済後に毎月の住居費をどの程度抑えられるかという点は、持ち家を検討する大きな理由のひとつになります。
資産として何が残るのかも考えてみよう
賃貸住宅では、何十年と家賃を支払っても、その住宅が自分の所有物になることはありません。
一方、注文住宅を建てた場合には、住宅ローン完済後も土地と建物が資産として残ります。
将来、売却したり、子どもに引き継いだりする選択肢があることも持ち家の特徴です。
ただし、建物の価値は築年数とともに変化しますし、土地の価格も立地や市場環境によって上下します。
購入価格と同じ価値が将来も残るとは限らないことは理解しておく必要があります。
それでも、長く暮らすことを前提に考えたとき、住居費の支払いを続けるだけでなく、将来に資産を残せる可能性があることは、持ち家ならではのメリットといえるでしょう。
賃貸と持ち家のどちらがよいかを判断するときは、目先の支出だけでなく、30年後、40年後の家計や暮らしまで想像してみることが大切です。
2027年に向けて注文住宅を考えるなら、まず資金計画から
ここまで読んで、「賃貸を続けることにも、それなりのコストがかかるんだな」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とはいえ、住宅価格や住宅ローン金利が上昇している今、すぐに注文住宅の購入を決断するのは難しいかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、2027年に向けて、まずは具体的な資金計画を立ててみることです。
「今の家賃」を家づくりの予算を考えるきっかけに
例えば、現在の家賃が月額15万円、18万円、20万円というご家庭なら、その金額をひとつの目安として、住宅ローンの返済額をシミュレーションしてみましょう。
ただし、家賃と同じ金額をそのまま住宅ローンの返済に充てられるとは限りません。
持ち家には固定資産税や保険料、将来の修繕費なども必要になるため、それらを含めた毎月の住居費を考える必要があります。
また、住宅ローンの借入可能額と、無理なく返済できる金額は必ずしも同じではありません。
「いくら借りられるか」よりも「いくらなら安心して返済を続けられるか」を基準に考えることが大切です。
土地と建物をセットで考えれば、選択肢は広がる
注文住宅を建てる場合、土地の購入費用と建物の建築費用を合わせて考える必要があります。
例えば、東京都内で住宅購入を考えていたご夫婦でも、神奈川県内までエリアを広げることで、予算に合う土地が見つかる可能性があります。
横浜市や川崎市だけでなく、湘南エリアや県央エリアなども含めて検討すれば、土地の広さや周辺環境、通勤時間など、さまざまな条件から住まいを選べるでしょう。
また、建物についても、単純に床面積を小さくするだけでなく、間取りや空間の使い方を工夫することで、暮らしやすさを保ちながら予算を調整できる場合があります。
土地と建物を別々に考えるのではなく、最初から総予算の中でバランスを取ることが、注文住宅の資金計画では重要です。
今すぐ建てなくても、今から考える意味はある
住宅価格や金利の動向を見ながら、もう少し様子を見たいという考え方もあるでしょう。
しかし、具体的な資金計画を立てておけば、今の収入や貯蓄でどのような注文住宅が建てられるのか、どのくらい準備すれば希望が実現できるのかが見えてきます。
その結果、今から家づくりを進めた方がよいと判断できるかもしれませんし、1年後、2年後に向けて計画的に準備を進めるという選択もできます。
大切なのは、「住宅価格が高いから無理」と諦めてしまう前に、自分たちの家づくりの可能性を具体的に知ることです。
2027年に向けて注文住宅を考えているなら、まずは現在の家賃や生活費、将来のライフプランを整理し、無理のない資金計画から始めてみてはいかがでしょうか。
ブリリアントホームなら、予算と理想の暮らしを一緒に考えられます
「今の家賃と同じくらいの負担で、注文住宅を建てられるだろうか?」「予算を考えると、理想の間取りやデザインは諦めなければならないのかな?」
そんな不安を感じているご夫婦も、まずは一度、ご希望を聞かせてください。
ブリリアントホームでは、ご家族の予算と理想の暮らし、その両方を大切にした注文住宅づくりをご提案しています。
注文住宅というと、こだわりを増やすほど建築費が高くなるイメージがあるかもしれません。
しかし、自由設計の魅力は、単に設備や仕様を豪華にすることではありません。
例えば、家族が長い時間を過ごすLDKにはゆとりを持たせ、その一方で廊下や使わない部屋をできるだけ減らす。
あるいは、建物の形状や間取りを工夫することで、必要な広さとデザイン性、建築コストのバランスを考えることもできます。
ご家族にとって本当に必要なものを見極め、予算をかける場所にメリハリをつけられることも、自由設計の注文住宅の魅力です。
また、ブリリアントホームが得意とする北米のツーバイフォー・ツーバイシックス工法をベースにした住まいづくりでは、高気密・高断熱の住宅性能にもこだわっています。
住まいの断熱性能や省エネ性を高めることは、毎日の快適さだけでなく、入居後の冷暖房費を考えるうえでも大切なポイントです。
初期費用だけではなく、住み始めてからの光熱費やメンテナンスまで含めた、長期的な住居費にも目を向けたいところです。
そして何より、せっかく注文住宅を建てるのであれば、毎日帰るのが楽しみになるような、お気に入りの住まいを実現していただきたいと考えています。
北米やヨーロッパの住宅デザインを取り入れた個性的な外観も、シンプルでスタイリッシュなデザイナーズハウスも、ご家族の好みに合わせて自由に考えることができます。
まだ土地が決まっていなくても、具体的な予算が分からなくても構いません。
「今の家賃を払い続けるのと、注文住宅を建てるのでは、将来の暮らしがどう変わるのだろう?」
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土地探しや資金計画、間取りやデザインまで、ご家族のこれからの暮らしを一緒に考えながら、理想の住まいづくりをお手伝いいたします。
まとめ|「賃貸のまま」が本当にお得か、一度考えてみませんか?
住宅価格や住宅ローン金利が上昇している今、「もう少し賃貸で暮らそう」と考えるのは自然なことです。
しかし、東京23区だけでなく東京都下でも家賃が上昇している現状を考えると、住宅購入を先延ばしにすることが、必ずしも住居費の節約につながるとは限りません。
毎月の家賃は、10年、20年、30年と積み重なれば大きな金額になります。
さらに、今後も家賃が上昇した場合には、生涯に支払う住居費が想像以上に膨らむ可能性もあります。
もちろん、賃貸住宅には住み替えやすさというメリットがあり、持ち家にも税金や修繕費などの負担があります。
将来の住宅価格や金利がどう変化するかも、正確に予測することはできません。
だからこそ大切なのは、「今の家賃」と「住宅ローンの返済額」だけではなく、30年後、40年後まで見据えた「生涯の住居費」で比較することです。
もし、いずれ注文住宅を建てたいと考えているのであれば、何となく購入を先延ばしにするのではなく、一度具体的な資金計画を立ててみてはいかがでしょうか。
今から家づくりを始めることで、将来の住居費を抑えられる可能性もあります。
ブリリアントホームでは、ご家族の予算やライフプランに寄り添いながら、自由設計ならではの間取りやデザイン、快適な住宅性能を備えた住まいをご提案しています。
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